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リモート社会で留学に行くメリットとは?
- その国の文化に触れながら学習できる!=モチベーションUP!
- 英語に触れる絶対量の増加!
引き続きコロナウイルスに予断を許さない状況ですが、世界中でワクチンの接種は進みつつあり、チラホラと留学に行くという声が聞こえてくるようになりました。
筆者は、学生時代に1年間のイギリス留学経験があります。英語学習が昔から楽しく、現地の文化に触れながらちゃんとしゃべれるようになりたい!と、思い切って日本の大学を休学してイギリスの大学に留学しました。
留学は莫大なお金もかかるし、今はオンラインでレクチャーを受けられる。その中で留学を今する意味というのは、ひとえにその国の文化を肌で感じながら英語を勉強できるという環境を得られること。
人間は環境に大きく左右されるもので、自分で行きたい国を選んでいざ本場に行けたとなると、必要に迫られることもあり必然的にモチベーションが飛躍的にアップします。
ただモチベーションがアップしても、留学中の限りある貴重な時間で遊びだけではなくきちんと結果を出して帰るためには、頭を使って過ごすことが重要になってきます。
筆者もスランプを多く経験しながら、結果的にはTOEICの点数は300点上がり、スピーキングも1年間という期間の学習としては満足のいくものとなりました。
そこで今回は、筆者が留学中に英語力を上げるために実践してみて効果的だったことを下記にてご紹介していきたいと思います。
英語の基本をささっと整理して外に出かけよう!
単語蓄積、品詞理解は愚直に!
- スピーキングは座学で英語の基礎を固めることが大事!
- 座学の時間は基礎が固まるまで死守!(復習だけでもOK)
- ライティング練習には英語日記を備忘録のためにもつけると○
留学をするにあたって、全くの白紙の状態で行く人は多くはないと思いますが、改めて一から英語の基礎を復習することが実際にしゃべれるようになるために必要だということを留学中に改めて実感しました。
留学する際に現地で初めに語学学校を経る人が多くだと思いますが、現地の人と生のコミュニケーションをとることに意識を向けすぎて、授業を疎かにするのは得策ではないと思います。
ペーパーテストとは離れて、スピーキングで生きていく動詞の種類。現在系か、過去形か、過去分詞かブロックを並べ替えるように文法を覚え、感情豊かに話すために形容詞のレパートリーを増やしていく。
その授業の数時間は真剣に取り組み、必ずの1時間の復習。その与えられた期間と精一杯向き合うことか、スピーキングの上達につながっていきます。
スポーツと一緒で、基礎を固めて反復するしかありません。基本を思い出しながら再確認していけば、あとは現地での生活を楽しみながら肉付けをしていくだけです。
ライティングに関しては、やはり備忘録のためにも英語日記を毎日つけていくことをオススメします。
スピーキングには1に2にリスニング!
外に出て、家でもリスニングの量を増やそう!
- リスニングができるようになるとスピーキングが上がる!
- 外に出て英語耳に!よく使われているフレーズはメモ!
- 家でも耳に入ってくる音は英語に!
日本の英語教育、特に大学受験英語では膨大なリーディングを課せられますが、リスニングは後回しになりがちです。
リスニングを制するものはスピーキングを制します。相手の言葉を理解せずして会話は成り立たず、留学の最大のメリットは耳に入ってくるほとんどの言葉が英語であり、その絶対量が根本的に違うことです。
授業や仕事が終わったら、家に篭らずとりあえず外に出て、バス、電車などの公共機関に乗って、カフェで現地の人々の会話を盗み聞くなどの小さな積み重ねがのちのち効いていきます。
私は小さいノートとボールペンを常にバッグに入れておいて、現地の人が使っている言葉をメモしていました。せっかく現地に来ているのだから、格好いい英語を話してみたかったからです。
とにかく、1人でいる時は英語しか耳に入れないレベルでまずはリスニングの量を増やし、わからない単語はすぐ調べる。語学学校や基礎英語の復習がここで生きていきます。
生の英語のリズムを徹底的に染み込ませ単語を蓄積していくなど、やみくもにスピーキングの機会を増やすより初期は意識的にリスニングに力を入れることを念頭におくことをおすすめします。
家にいるしかない時は積極的に海外ドラマ、映画を見たり、ラジオを聴いてみたりしてはいかがでしょうか。
1人の世界と集団をうまく活用しよう!
- スピーキングは挫折とスランプの連続!
- 自分だけのスペシャルな場所を使ってネイティブの人と気兼ねなく話す!
スランプにも負けず積極的に外へ!
言わずもがな、リスニングを重ねるのと合わせて、新しく覚えたものをどんどん恥ずかしがらずに使うことも、もちろん大事です。
どう背伸びしても現時点では留学生、覚えたものを適当に使ってみればいいわけです。相手に伝わらなくて冷めたような目で見られていると、思っていたよりも傷つくこともあるでしょう。
けれど、それは懸命に取り組んでいる証拠。1日や2日、落ち込んだって無駄にしたことにはなりません。しゃべりたくなかったら、とりあえず外にだけでも出てみるなど、少しでも進んでいこうというメリハリが必要です。
学生の留学となると、同胞の日本人学生と行動を共にする人も多くいると思います。中には、貴重な時間を無駄にしまいと、徹底的に日本人と会話をしないと決意している方もいるのではないかと思います。
もちろん、その意気込みは絶対的に英語上達の達成度に関わってくると思いますが、トントン拍子に現地の友人のみ作れるコミュニケーション能力の塊のような人ばかりではないと思います。
長い人生、同じ時期に留学に来たのも何かの縁。そこは付かず離れず、パーティーでもなんでも一緒にどんどん参加して、そこから人脈を増やしていくのが得策かと思います。
その一方で、ここは自分だけというスペシャルな場所を作っておいてバランスをとっていくというのをオススメします。
1対1で会うことのできる現地の友達だとか、自分だけが日本人のコミュニティーに参加してみるだとか、せっかく行動力を持って現地まで来ているのだから、1人で行動すると自分だけのスペシャルな出会いが生まれ、留学生活がより充実していくことになるかと思います。
普段の生活では日本人留学生だけでなく、他国から来ている英語を第2言語とする留学生と語学学校などを通じて関わる機会が多いと思います。
その出会いも、もちろん大変貴重なものですが、英語を母国語とする日本では出会えないような人たちと密接にコミュニケーションを取ることが一番の上達の近道になります。
お金に余裕があるのだったら近郊でもなんでも、どんどん1人で足を運んで新たなものを見て刺激を受けましょう。または、毎日同じ店に寄ってみるだとか、意識をすることでいろいろな戦略が浮かびます。
そうやって頑張ってるがゆえのスピーキングの辛いスランプを乗り越えた暁には、霧が晴れたように上達するタイミングが必ずくるでしょう。
TOEIC対策はやっぱり過去問!
- 語学学校などで学ぶ英語とTOEICは別物!独自対策は必須!
- 過去問を数年分問いて、時間配分を徹底!
- リスニング力はかなり上がっているはず!
このように試行錯誤して、成果を得ての帰国。さて、空港に着けば、聞こえてくる言葉は当然ながら日本語です。
少しでも英語力を風化させないうちにTOEICでも受けておきたいところです。筆者もいきりたってすぐに申し込んで受験。まさか点数は上がってるだろうと思って結果を見ると、なんと大して点数が上がっていなかったんです。
こんなに熱く偉そうに語っているからには、留学生活は一生懸命リーディングも日々取り組んでいたものでしたが、やはりTOEICはTOEIC用の対策が別に必要だということを再認識しました。
まず圧倒的に試験の時間が足りない。リスニングパートは飛躍的に点数が上がっていたんですが、リーディングの部分は全てのパートを悠長に悩みながら解いてるといつのまにか全く時間がなくなっています。
これに焦った筆者は、すぐさま2回目の予約をとり、約1ヶ月間ひたすら過去問を解いて時間配分を徹底して管理しました。留学で文法などの英語のベースはできているはずなので、あとはTOEICの各設問の分量などの独自の傾向をつかみ対策を練れば結果はついてくるはずです。
英語は忘れます!
- もったいないので継続的に英語学習に努める!
人生の中でも忘れがたき体験になった留学。多くの人は、経験を生かそうとキャリアを国際的なものにシフトしたり、居住地を海外に移すなど人生のハンドルをとっていくでしょう。
一方、留学後、英語をしゃべる機会を失くす人が多くいるのも事実。何事も継続することが大切で、英語から長年離れてしまうとせっかく覚えた英語を忘れてしまい、思うように話せなくなってしまいます。
そこで日本に帰っても海外ドラマを見たり、英語のラジオを聞いたり、外国人の友達を作ったりして、意識的に英語に触れることが大事になってきます。
また培った経験は確かなので、必要に迫られると昔取った杵柄で馴染むようになっていくでしょう。日本では英語を話す機会は少ないといえど、英語ができるようになっている方が確実に世界も広がっていきます。
いかがでしたか?
- 留学で培うことができるのは、英語力だけではなく価値観!
- 日本の文化とうまくミックスさせて自我を形成!
英語が話せるようになりたいという理由はさまざまだと思いますが、多言語を覚えることで新たなスキルの習得という挑戦ができ、文化が違った相手と心を通じ合わせることができたときには、本質的なものに触れている感覚になります。
異なる文化を持つ国に実際に住むことで、観光ではかなえられない体験を得られることができます。筆者は気温と湿度が全く違う国で異邦人になった時に、なんともいえない清々しさを感じました。自由には責任が伴いますが、それさえも気持ちよく感じるほど。
帰国後、人間関係の悩みの大半が「人にどう思われてるか」を気にした他人中心の思考によるものだったため、友人に相談した際に「海外に行っていたとは思えない」とつぶやいていたのを覚えています。
せっかく得た価値観までなくしてしまうのはもったいないですね。どの文化、世界の方が肌に合ってるか判断して意識的に行動をしていくのは自分ということを実感しています。