キュンパスで山形ひとり旅!銀山温泉&最上川を巡る1泊2日旅程と費用

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2024年から発売された、JR東日本の平日限定フリーパス「キュンパス。新幹線も含む幅広い路線が乗り放題になる、大特価のきっぷです

今回、キュンパス初心者が申し込み最終日ギリギリで、山形弾丸ひとり旅をしてきました。

初めて使った感想や旅程をまとめ、本当に元が取れたのかを検証します

ツキネコ
ツキネコ

新幹線が乗り放題!?

正式名称:「旅せよ平日!JR東日本たびキュン 早割パス」(通称キュンパス)

有効期間1日間用 または 連続する2日間用
※2日目も平日
価格1日用:大人 10,000円
2日用:大人 18,000円
利用期間2026/2/12 〜 3/12の平日限定
※土・日・祝日は利用不可
発売期間利用開始日の1か月前 〜 14日前まで
発売方法「えきねっと」ウェブ限定発売
指定席1日につき2回まで予約可能
(連続2日間用は最大4回までOK)
予約方法えきねっとにて事前予約が必要

2024年から例年、2月〜3月上旬に行われています。正月休み〜GWまでの間の旅の閑散期に、空席を埋めるための企画だと推測されます。

なんと期間限定・平日限定で、JR東日本エリアの新幹線・特急が1日1万円で乗り放題になるキャンペーンです。

キュンパスで行けるエリア

キュンパスがカバーするエリアは東北〜甲信越までで、その距離、約630km!通常購入だと3万円以上かかる区間も含まれています。

東北青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島
関東東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
甲信越新潟、長野、山梨
その他静岡(熱海・伊東エリアまで)

JRが多岐にわたるモデルコースを提案していますが、ここでは筆者おすすめのお得度マックス3県をご紹介します。

行き先通常往復目安お得額
1. 青森県約35,340円約25,340円
2. 山形県約23,100円約13,100円
3. 秋田県約36,240円約26,240円
※キュンパス1日用 10,000円と比較した場合

青森県:最強のコスパ&文学派

元取りで不動の1位。往復で約2.5万円も浮く計算です。最速「はやぶさ」で約3時間で、日帰りでも十分楽しめます。
▶︎おすすめ:宮沢賢治ゆかりの地、ねぶたの家、のっけ丼

山形県:エモ景色と温泉派

冬の終わりの幻想的な雰囲気を楽しめます。山形新幹線「つばさ」の車窓から見る雪景色が美しく、指定席2回分を往復の「つばさ」に充てると約1.3万円お得に。
▶︎おすすめ:銀山温泉、蔵王の樹氷、最上川

秋田県:美食と究極の秘湯派

座席がゆったりした「こまち」で、快適に北上できます。東京〜秋田の往復は約3.6万円で、青森に並ぶ約2.6万円引きという破壊力。
▶︎おすすめ:乳頭温泉郷、角館、稲庭うどん・きりたんぽ

キュンパスの注意点

・申し込みは各日の14日前まで
・えきねっとアプリからの予約はできず、ウェブからのみ
・ICチケットの対応はなし。みどりの窓口、または指定席発券機で発券
指定席の予約は早めに
本数の少ない区間、バス移動の必要があるか確認

下表のように各日の14日前が申し込み締め切りなので、要注意。指定席が1日2回もとれることが魅力の1つですが、人気の時間帯はすぐ埋まってしまうので早めの確保が肝です。

乗りたい日(平日)申し込みの締め切り日
2月12日(木) 初日1月29日(木) まで
2月20日(金)2月 6日(金) まで
3月12日(木) 最終日2月26日(木) まで

キュンパスの告知はJR構内ではさかんに行われていますが、JR以外のユーザーは見過ごしてしまうかもしれません。筆者は行き先のリサーチにも時間がかかってしまい、最終日ギリギリに申し込みました。

チケットは乗り放題用1枚と、指定席用2枚で発券されます。チケットは再発行できません。指定席の取り直しもできないため、確実に乗る車両で取ることを推奨します。

旅の当日は混雑が予想されるため、前日までに発券すると安心です。筆者はみどりの窓口で発券してもらいましたが、当日だったのでドキドキしました。

筆者は銀山温泉街の景色に惹かれ、山形県に行くことにしました。せっかくなので宿泊することに。

  • 行き先:山形県
  • 日程:1泊2日(3/11〜3/12)
  • 行った場所…銀山温泉、最上川、天童温泉
時間場所内容費用
9:24→11:46東京駅発→ 山形着旅のスタート9.000円※
12:15エスパル山形山形グルメ1,700円
12:45霞城セントラルChettoで立ち飲み試飲500円
13:30山形駅発→大石田駅着JR奥羽本線(キュンパス利用)0円
15:30大石田駅発→銀山温泉はながさバス(キュンパス対象外)1,000円
16:06銀山温泉写真撮影、食べ歩き1,500円
18:10銀山温泉発→大石田駅→山形駅着最終バスで駅へ1,000円
20:15山形駅 居酒屋地鶏と地酒で締め4,000円
※キュンパス2日間18,000円/2=1日9,000円

山形駅グルメ

自宅の最寄駅から東京駅までの在来線もキュンパスを利用!初の山形新幹線で山形駅を目指します。

銀山温泉に泊まりたいところなのですが、さすがの1泊1万6,000円〜。一人旅にはもったいないので、山形駅付近のホテルに宿泊することに。ホテルに荷物を置かせてもらい、駅に戻ります。

銀山温泉は大石田駅からバスで40分程度なのですが、本数が1日に3本しかありません。銀山温泉から大石田駅への最終バスは18時10分と早いので、銀山温泉に滞在したい時間から逆算しスケジュールを組みました。(山形駅〜大石田は電車で1時間程度)

駅ビル・エスパル山形にて、事前に調べていた「丹野こんにゃく」の玉こんにゃくを買い食い。お土産屋さんですが、その場でも食べることができます。なんと1本120円。初めてこんなにおいしい玉こんにゃくを食べました。

近くにあった「ずんだ茶寮」のずんだシェイクが気になって飲んでみると、辛党の筆者でもゴクゴク飲め、こちらも大当たり。こんなに楽しい駅ビルのお土産コーナーは初めてです。

S-PAL 山形 山形駅直結の駅ビル。2階のお土産フロアは山形のお土産が全て揃う⁉︎
丹野こんにゃく エスパル山形店
ずんだ茶寮 エスパル山形店

山形駅に隣接した立体駐車場の2階に、5店舗ほどの小さな飲食店街を発見。空腹だったこともあり、気軽に入れる雰囲気だった「ラーメン&カレー 山形アッキー」に。20食限定・1,580円の山形牛ラーメンに挑戦してしまいました。

レトロな外観が魅力的ですが、味はどうか…と一口食べると、これまた大感動。チャーシューの代わりの山形牛がやわらかすぎます。この県はなんなんでしょう。スープには比内地鶏のみを使用しているとのこと。

山形駅東口交通センター飲食店街 昭和な雰囲気の飲食店街ですが、地元ならではの魅力あり!
ラーメン&カレー 山形アッキー

山形県はラーメン消費量1位。酒田ラーメン、米沢ラーメン、赤湯ラーメンと多種多様。
蕎麦屋から生まれたラーメン・鳥中華ラーメンが有名(鶏肉、天かす、えびをトッピングした和風だし・中華麺)

まだ時間があるので、霞城セントラルにある「日本酒のやまがた酒巡り Chetto」で日本酒の有料試飲をしました。県産種・ワインが42種類も取り揃えられています。

コインを購入し飲みたい酒の自販機に入れ、試飲コップに注ぐ形です。3コインで試したのですが、どのお酒も水の豊かさを感じ、するする飲んでしまいました。

霞城セントラル 山形駅西口のテナントビル。最上階に展望フロアあり
やまがた酒巡り Chetto 3コイン:500円 6コイン:1000円※1コインで1ショット

銀山温泉

山形駅から、キュンパスを使ってJR奥羽本線大石田に。大石田から銀山温泉までのはながさバスには使用できません。バスを降りて坂を少しくだると、すぐに銀山川が出迎えてくれました。両脇に散策路が整備されています。

銀山温泉 大正〜昭和初期の木造多層旅館が銀山側沿いに浮かぶ、レトロで幻想的な温泉街
ガス灯の灯る夜景や冬の雪景色が特に有名。ベストシーズンは12月〜3月で、まさにキュンパス向け

◎泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉 ◎色:無色透明 源泉温度:60度以上(高温)
◎特徴:わずかに硫黄の香り。熱めのお湯で保温・保湿効果が高く、湯冷めしにくい。皮膚の血行を活発にし、肌に潤いを与えて古い角質を取り除く美肌効果が期待できる名湯

▶︎銀山温泉の宿をチェックする

ガス灯が灯る夜の街並みを一番求めているところですが、最終バスが18時なので帰り際を狙うしかありません。銀山温泉は冬季に日帰り車両の温泉街の侵入を規制するなど、宿泊客しか味わえない閉ざされた特別感が魅力です

日帰り温泉ができる施設も限られていて、「共同浴場しろがね湯」は、その日の水曜日がまさかの定休。立ち直れないほどのショックですが、入り口付近に「和楽足湯」という足湯があり、景観を眺めながら楽しむことができました。

散策路は数分歩けば見回れる長さです。木造の老舗旅館の並びに、カフェやお土産さんが点在しています。

名物グルメは、入り口付近にある「はいからさんのカリーパン」。筆者は向かいの「野川とうふや」で、立ち食いとうふを購入と山形ビールを購入。テイクアウトのみです。木綿の手作り豆腐がふわふわしていて絶品。行列ができ、数量限定につき売り切れ必須です。

道を進むと地酒専門店の「八木橋商店」が日本酒の立ち飲みを1杯500円でやっていたので、すかさず入店。街を突き当たると、落差22mの「白銀の滝」があります。滝壺の近くまで歩くことができ、観光客が集まっていました。

野川とうふや
八木橋商店

一通り見終わると、日没まで手持ちぶたさになってしまいました。かなり気温が下がり、芯から冷える寒さです。幸い散策路の中ほどにも無料の足湯と椅子があるので、写真を撮りながら待機。18時をまわるところで、ガス灯に灯りがつき始めました。念願の写真が撮れるか…⁉︎

残念ながら完全に日は落ちませんでしたが、ノスタルジックな景観を眺めることができました

山形駅の夜(居酒屋)

山形駅に戻り、駅前の居酒屋で山形料理を楽しみました。駅前は静かですが、飲食店の選択肢は多そうです。

訪れた居酒屋おおたきさんは晩酌セットが1,800円とお得で絶品でした。日本酒も大充実で、飲み比べセットを注文。ぜひまた訪れたいアットホームなお店でした。

居酒屋おおたき

ホテルは、温泉付きだったのでスーパーホテルにしました。お値段は朝食付きの6,000円で、お財布が助かります。浴場は小さくとも、浸かるとしっかりと温泉。疲れがとれました。


時間場所内容費用
09:01山形駅発→新庄駅「つばさ121号」で新庄へ9.000円※
10:00新庄駅発→古口駅JR陸羽西線(キュンパス利用)0円
11:00乗船場・ランチ鮎の塩焼き・板そば1,800円
12:50最上川舟下り出航船頭さんの歌を聞きながら絶景3,000円
13:50草薙港着→古口駅最上川交通バス(キュンパス対象外)500円
15:30古口駅発→天童駅JR陸羽西線(キュンパス利用)0円
17:02天童温泉大衆浴場、お土産5,000円
20:48天童駅→東京駅着「つばさ」で東京まで0円
※キュンパス2日間18,000円/2=1日9,000円

最上川舟下り

2日目のメインは、最上川の舟下りです。新庄行きの新幹線で指定席をとっていたのですが、まさかの大寝坊。

せっかくの指定席を捨てることになりましたが、自由席であれば次の新幹線に乗れるのがキュンパスのすごいところです。

山形新幹線は全席指定席。自由席がないので、満席の場合はデッキに。
席が空いていれば座れますが、次の駅から予約者が乗車すれば、移動が必要。

新庄駅からはJR陸羽西線で古口駅まで。歩いて5分程度の場所に芭蕉ラインという舟下りの受付所があります。なんと年中無休。

食事処も数店舗あり、板そば目当てで「お食事処 山科」に。盛りがよく、コシのある10割そばに箸が進みました。つい鮎の塩焼きも追加で注文。

お食事処 山科

受付所付近のお弁当屋さんで注文し、船の中で味わうのが粋な楽しみ方なようで、お酒も持ち込みOK。松尾芭蕉の俳句「五月雨を集めて早し最上川」で有名ですが、出発する最上峡の周辺は波が穏やかで、船酔いの心配もありません。

冬は屋根が完備で、寒さ対策もばっちり。最上川の流れにゆったりと身を任せ、川の駅・くさなぎまで下ります

所要時間はたっぷり60分程度で、休憩はありません。船頭さんの達者なガイドを楽しみ、披露された舟唄は良すぎて感動してしまいました…。

ちなみに最上川流域は多くの天然杉が群生していて、眺めはいいのですが、3月の花粉症ピーク時で地獄でした。花粉症の方はキュンパスでは2月か、または別の時期がいいかもしれません。最上川は四季折々の表情を見せ、通年楽しめるそう。

松尾芭蕉の紀行および俳諧を記した『おくのほそ道』において、最上川は大石田から酒田へ向かう重要な下りの道中。多くの名句を生んでいます。

天童温泉

川の駅で下船後、古口駅まではバスで戻ります。古口駅から新庄駅へ移動し、キュンパスで新幹線に乗りかえ。山形駅に向かう途中、天童駅で下車しました。

お目当ては、天童温泉。温泉街は駅から徒歩15分で着き、観光にぴったりでした。日帰り温泉を営業している宿泊施設も多く、気軽に高級温泉を楽しめます。ただ終了時間が早く、筆者の到着時は駅近くの宿が閉まっていました。公衆浴場の「天童温泉はな駒荘」が開いていたので、滑り込みます。

天童温泉 山形の中央に位置する立地条件と交通手段に恵まれ、県内周遊観光の宿泊基地として発展。観光客だけではなく地元の人にも親しまれる落ち着いた雰囲気が魅力

◎泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉 ◎色:無色透明
◎源泉温度:60度以上(高温)
◎特徴:柔らかい肌触り。「傷の湯」とも呼ばれ、皮膚や血管に優しい。主にきりきず、冷え性、疲労回復への効果が期待でき、温泉らしい芳醇な湯が楽しめる

▶︎天童温泉の宿をチェックする

華やかさはありませんが、館内は新しく清潔。内風呂1つしかありませんでしたが、旅疲れした体に温泉がしっかり染み渡りました。入浴料が大人350円なので、コスパ十分です。ただ次は早く来て、露天風呂に入りたいですね…。周辺に温泉街があり、大規模な旅館から新しいホテルまで多数の宿泊施設がありました。

まだ時間があったので、10分ほど歩いて産直店「サンピュア」に。店内には青果物と山形全域のお土産が取り揃えられいます。2日間で山形グルメの魅力にとりつかれ、予想以上に購入してしまいました。

サニー柴本
サニー柴本

丹野こんにゃく、鳥中辛ラーメン、山形そば、ずんだ餅、出羽桜を買いました

タクシー会社の電話番号が貼られていたので、タクシーを呼んで駅まで。隣の観光案内所の「道の駅 天童温泉」には無料の足湯「駒の湯」、ジェラート、パン屋さんがあります(温泉はなし)。地元の若者が将棋をしていたり、足湯につかって読書をしていたり、地域で親しまれていました。

道の駅天童温泉:web観光てんどう

天童は全国の約9割以上の将棋駒を製造している将棋の街
江戸時代末期、天童織田藩の武士たちが内職で始めた駒作りがきっかけと言われている。
天童駅1階には将棋資料館と将棋が指せる将棋交流室がある。
路上タイルに詰め将棋の問題が埋め込まれ、巨大な王将のオブジェが街のあちこちに。

天童からキュンパスで新幹線に乗り、そのまま東京まで帰ります。車内は満席。指定席を予約していたため、約2時間半の移動をゆったり過ごせました

今回、キュンパスを使って11,430円の節約することができました

項目通常料金(目安)キュンパス
1日目:東京 → 山形11,450円
1日目:山形 ↔ 大石田(往復)1,360円
2日目:山形 → 新庄(新幹線)2,740円
2日目:新庄 ↔ 古口(往復)680円
2日目:古口 → 天童990円
2日目:天童 → 東京(新幹線)12,210円
交通費 合計29,430円18,000円
差し引きお得額なし11,430円
※キュンパスを使わずに切符を買った場合との比較

通常、東京〜山形周辺の新幹線の往復だけで23,000円以上かかるところ、キュンパスなら2日間で18,000円

新幹線代だけでも元を取れるうえ、在来線も利用でき、鉄道を多用する旅ほどお得です。総支出額は2日間で約38,000円と、4万円でお釣りが来る結果となりました。                        

旅を振り返り、改めてキュンパスの凄さを実感しました

お金をかけ豪勢に旅行するのもいいですが、お得に体験できた達成感は、旅の満足度を引き上げてくれます。チケットの取り直しができないからこそ、鉄道の時間をよく調べることで、旅の理解が深まりました。

東北の冬は厳しい寒さですが、スキーを楽しんだり、雪景色を眺めながら温泉に浸かったりと、冬にしか味わえない魅力に溢れています

キュンパスがなければ訪れなかった場所で、新たなお気に入りスポットを発見する。そんな未知との出会いを後押ししてくれるのが、キュンパスの良さだと感じました。

皆さんもぜひ、次回のキュンパスで自分だけの新しい景色を探しに行ってみてはいかがでしょうか。

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