営業職がイヤだった文系女が3年間やってみた結果は?

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営業職だけはイヤだった文系女子が3年間働いてみた

曲がりなりにも20代半ばの3年間、営業職に就いてました。

文系出身の私は、学生時代の就活時にイメージで「営業だけは絶対やだ!」と、制作系の会社に入ったあと、校正などの細かい作業が苦手で、「1人で回せる仕事がしたい!」と高らかに宣言したところ、留学時代の経験とその意思を買ってくれた大学時代の友人が、外資系のイベント会社の営業職を紹介してくれました。

当時、その制作系の仕事がイヤすぎて、藁にもすがる思いのまま勢いでその手に飛びついたのでした。冷静さに欠けていたところは否めず、入社後のミスマッチにつながってしまったのですが、イヤだと思っていた営業の仕事、これがなかなか奥が深かったんです

顧客がまずいて、技術者やデザイナーがいて、顧客が何を求めているかを聞き出して、自分の中で噛み砕き、コスト管理をしながら最大限の満足が得られるように進行していく。

自分の案件として自分でハンドリングが持て、裁量が任される。

頑張りがリアルに業績に直結し、数字を上げていれば社内で多少の大きな顔もでき、意識を社内だけでなく外に向ける事ができます。

また、女性ですと「女性である」という事をポジティブに捉えて男性にはない華やかさを1つの利点とするなどして(もちろん、それだけではかないませんが)、男性が主力の中でも成果を上げることができる世界でしょう。

どこか効率主義を「悪」としていたど文系出身で、ろくに部活動もやってこなかった私は、先輩社員や同僚の要領の良さ、割り切りの良さ、社内政治のうまさを社会で目の当たりして、それが会社にいい作用を及ぼしているのを見て、新たな価値観を得る事ができました

顧客を得るためにアピールするには、「個」を持って「会社は、また自分はどういう営業スタイルでやってるか」を自分の中でわかってないといけません。

営業スタイルもいろいろで、イメージに多い陽気で要領のいい営業だけでなく、落ち着いたタイプや物腰が柔らかいタイプもあり、顧客との相性があるので、自分と相手の相性がどうなのかを認識していると接し方も変えていけます。

自分のよさ」「相手のニーズ」「会社のニーズ」を掛け合わせて自分の数字を上げていく

そうはいっても日々、売り上げを上げて数字を常に追っていかなければならないという事実は間違いないのですが、変えられない事に関してはイヤだイヤだと頭ごなし思うよりはゲーム感覚でいいところを見つけ出し、うるさい上司には半分目を瞑る感覚で目の前のことにしっかり向き合って何かを得ようとするのは大事だなと感じました。

もし私のように営業職に悪いイメージがありながら他の職種の選択肢のない方は、営業職、期限を決めてでも積極的にチャレンジしてみるのが大変オススメです

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営業職で得られた今後の人生での考え方とは?

結局、私は営業職はやめてしまって、また制作の仕事に戻ったのですが、確実に今の仕事にいきていると感じています。

制作系もスピードが大事な仕事なので、根詰めすぎないである程度のところで手を離して、段階を踏んでチームで協力して完成に近づけていくという考え。

また、社内での自分の在り方も、一社員として拘束された8時間を、どういったスタイルで売っていくかという考えに至る事ができました。

最近フリマショップでものを売るときがあるのですが、お金が発生している以上は取引相手を不安にさせないように、購入してくれたらすぐに連絡をする、発送時期を明確にするなどの視点が自然に持てるようになりました。(これらの商売を自然にできている人も多いのでしょうが、私は営業経験がなかったら、多分取引が決裂していました)

店員さんや運送業者の人、不動産屋の人、あるいはネット上の取引など、日々の生活でも気持ちのいい接客やサービスをされると、「いいな」と、とても気持ちのいい気分になります

日常生活でも、相手に対して「どういう営業をするか」という視点で見ると面白いかもしれません。

何か心が折れそうな事があっても、「いや私、そういう営業でやってないな」と思いとどまってみる。

自分の事がどんどん好きになれそうな気がします